土地に根付いたバラエティー豊かなイタリアワイン

イタリアワインの特徴は地域の原種ブドウを使用して多くのワインが作られること。ブドウの種類が少ないフランスワインに比べると、その産地にしかないブドウも多いのです。

こういった現地産のブドウはイタリア語で「アウトクトノ」、世界各国で広生産される種は「インターナチオナーレ」と呼ばれます。

イタリアには原種(アウトクトノ)のみでも300以上の種類があり、これは世界でも屈指の数。

一番広範囲で生産、使用されているアウトクトノがサンジョベーゼ。赤ワインとなり、有名な銘柄では「キャンティ」があります。

 

有名どころのワインや高級ワインは日本でも試飲可能ですが、中流または中の上クラスとなると、輸入の際の値段や受け入れ市場の問題が発生するため、なかなか品揃えが少なくなってしまうのが現状。実はこのクラスのワインに原種を使用した個性豊かなワインが多いのも事実なんです。

 

イタリア各地に散らばる原種ブドウの有名どころをいくつか下記に挙げてみました。あなたはいくつ知っていますか?

 

イタリアワインに使われる主なブドウの種類

各地のワインを訪ねて!

イタリア各地にあるブドウ畑。そこで生産されるブドウこそがワインの心臓部。同種のブドウでも土地質、気候、高度によって全く違う特徴を出すものもあり、ワインを知る上ではとても興味深い部分のひとつですね。

 

有名ワインから地元のワインまで、イタリア各地の生産地にあるワイナリーを訪れるルートが「ワイン街道」。ここをドライブしながらワイナリーを見学、試飲、地元のレストランで郷土料理や特産物を味見しながら1日を過ごすのが「エノツーリズモ」の楽しみです。